試合日程・結果
FIXTURES & RESULTS2021明治安田生命J2リーグ第30節
9月19日(日) 19:00 石川県西部緑地公園陸上競技場
ツエーゲン金沢
- 66' 丹羽 詩温
松本山雅FC
- 90+2' 榎本 樹
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前半0'金沢ボールでキックオフ、試合開始
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前半0'予想フォーメーションは4-4-2。前節からのスタメン変更は4人。白井、石尾、長峰、大橋が外れ、後藤、庄司、渡邊、力安が入る
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前半0'火曜日に行われた25節の山口戦は4失点を喫し、完敗。直近の残留争いでは黒星と厳しい戦いが続く。今節対戦する松本との勝点差はわずかに1。是が非でも12試合ぶりの白星をホームで挙げ、まずは降格圏を脱出したい
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前半0'予想フォーメーションは3-4-1-2。前節からのスタメン変更は4人。圍、宮部、河合、伊藤が外れ、村山、外山、鈴木、山口が入る
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前半0'29節はアウェイで東京Vと対戦。守備では相手のパスワークに翻弄され、攻撃では相手の牙城を崩せずに完封負け。直近5試合で13失点と課題は一目瞭然の中、まずは直近5試合で1得点にとどまる金沢の前線を確実に封じ込められるか
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前半0'金沢の直近5試合は0勝1分け4敗。松本の直近5試合は0勝1分け4敗。両者の過去対戦成績は6勝2分け1敗と松本の勝ち越し
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前半0'金沢は廣井、松本は佐藤がキャプテンマークを巻く
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前半1'平松がパスを出すと、駆け上がった渡邊が左サイドの敵陣深くから左足でクロスを供給。しかし、ボールにミートせず、DFにボールが渡ってしまう
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前半2'佐藤がペナルティエリア手前の左から左足で浮き球を送る。しかし、味方にはつながらず、ボールはDFの下へ
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前半5'下川がドリブルを仕掛けると、右サイドの敵陣中央からグラウンダーのクロスを供給。しかし、ボールはGKにキャッチされてしまう
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前半5'佐藤がペナルティエリア手前の中央からシュートを放つが、DFに当たって枠をとらえられない。左CKを獲得
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前半6'キッカーの山口は右足でクロスを送る。しかし、ニアサイドでDFにヘディングでクリアされてしまう
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前半7'力安が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを送ると、ゴール前で平松がヘディングシュートを放つ。しかし、GKに正面でキャッチされてしまう
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前半10'渡邊が左サイドの敵陣中央から左足でクロスを送る。しかし、GKにキャッチされてしまう
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前半11'左サイドの敵陣中央でFKを獲得。キッカーのセルジーニョは右足でクロスを入れると、ペナルティエリア内で常田がヘディングシュートを放つ。しかし、ボールにミートせず、枠の左へ外れてしまう
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前半13'左サイドの敵陣中央でFKを獲得。キッカーの藤村は右足でクロスを送るも、ペナルティエリア内でDFにヘディングでクリアされてしまう
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前半14'丹羽がスルーパスを出すと、駆け上がった松田が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを送る。しかし、DFにブロックされ、ゴールラインを割ってしまう。右CKを獲得
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前半15'キッカーの嶋田は左足でグラウンダーのクロスを入れるが、ニアでDFにクリアされてしまう。再び右CKを獲得
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前半16'キッカーの嶋田は右足でグラウンダーのクロスを供給。今度はゴール前にボールが入るも、DFにクリアされてしまう
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前半17'右サイドの敵陣深くで嶋田が外山に足を踏まれてFKを獲得。嶋田は足を痛め、いったんピッチの外で治療を受ける
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前半19'キッカーの藤村は右足でクロスを送ると、ゴール前で混戦に。最後は大谷が左足を振り抜くも、ボールは枠の右下へ外れてしまう
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前半20'嶋田がプレーに復帰する
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前半21'左CKを獲得。キッカーの山口はショートコーナーを選択すると、佐藤が受けてペナルティエリア手前の左から左足で浮き球を送る。ファーサイドで味方が折り返し、最後は山口がペナルティエリア内でシュートを放つが、GKに阻まれてしまう
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前半24'ボールを保持し、攻撃の糸口を探るも、思うように決定を創出できない
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前半26'山口が右サイドの敵陣深くから右足でグラウンダーのクロスを供給すると、ペナルティエリア内でDFにボールが当たり、クロスバーに直撃。しかし、得点にはつながらない
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前半27'飲水タイムのため、いったんプレーが止まる
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前半28'飲水タイムが終了し、プレーが再開される
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前半29'外山がドリブルを仕掛けてDFを揺さぶると、左サイドの敵陣深くから左足でクロスを送る。しかし、ゴール前でDFにクリアされてしまう
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前半30'嶋田が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを送る。しかし、ペナルティエリア内でDFにヘディングでクリアされてしまう
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前半31'下川が左サイドの敵陣深くから左足でクロスを送る。しかし、ゴール前でDFにクリアされてしまう。右CKを獲得
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前半31'キッカーの山口は右足でクロスを供給。ニアサイドで鈴木が反応するも、DFにヘディングでクリアされてしまう
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前半33'下川が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給。ペナルティエリア内へ鈴木が駆け上がるも、ボールはつながらない
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前半34'藤村が敵陣中央の左からスルーパスを出すと、駆け上がった大谷が左サイドの敵陣深くから左足でシュート性の低いクロスを送る。しかし、ボールはゴールラインを割ってしまう
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前半37'大谷がスピードを生かしてドリブルを仕掛けると、ペナルティエリア内に進入。しかし、DFにボールを奪われてシュートに持ち込めない
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前半38'左CKを獲得。キッカーの藤村は右足でクロスを送る。しかし、ゴール前でGKにパンチングされてしまう
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前半41'外山が左サイドの敵陣深くから左足でクロスを送る。しかし、ゴール前でDFにヘディングでクリアされてしまう
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前半42'平松がペナルティエリア手前の中央からパスを出すと、大谷が受けてペナルティエリア内から左足でシュートを放つ。しかし、DFにブロックされてしまう
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前半44'松田が右サイドの敵陣深くからパスを出すと、藤村が受けてペナルティエリア右から浮き球を供給。しかし、ゴール前でDFにヘディングでクリアされてしまう
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前半46'アディショナルタイムは2分の表示
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前半46'嶋田がペナルティエリア手前の中央から右足でシュートを放つ。しかし、枠の上へ外れてしまう
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前半48'前半終了。スコアレスで試合を折り返す
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後半0'松本ボールでキックオフ、後半開始
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後半0'7嶋田OUT→13大石IN
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後半1'下川が右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給。しかし、宙に高く上がったボールはファーサイドに流れ、DFにクリアされてしまう
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後半4'庄司が自陣からロングボールを供給すると、大谷が駆け上がる。しかし、左サイドの敵陣深くでDFにクリアされてしまう
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後半7'丹羽がパスを出すと、大石が受けて右サイドの敵陣深くから右足でグラウンダーのクロスを供給。しかし、ペナルティエリア内でDFにクリアされてしまう
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後半7'渡邊が左サイドの敵陣深くから左足でグラウンダーのクロスを供給すると、ニアへ大谷が滑り込む。しかし、ボールはゴールラインを割ってしまう
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後半10'両者ともにパスをつないで攻撃を組み立てるも、思うように展開できず、チャンスに持ち込めない時間が続く
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後半11'平川がドリブルで持ち上がるも、ペナルティエリア手前の左でDFのタックルに遭い、ボールを奪われてしまう
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後半12'常田が敵陣中央から左足でライナー性のシュートを放つ。しかし、ペナルティエリア内でDFにクリアされてしまう。左CKを獲得
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後半13'キッカーの山口は右足でクロスを送るも、ゴール前に入ったボールはGKにキャッチされてしまう
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後半14'山口が右サイドの敵陣深くでDFにボールを当て、右CKを獲得
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後半15'キッカーの山口は右足で低めのクロスを供給。混戦になるも、最後はDFにクリアされてしまう
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後半17'45山口OUT→15伊藤IN
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後半18'藤村が左サイドの敵陣中央から右足でクロスを供給。しかし、ペナルティエリア内でDFにヘディングでクリアされてしまう
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後半19'左CKを獲得。キッカーのセルジーニョはショートコーナーを選択。佐藤が受け、再びセルジーニョにボールが渡ると、左サイドの敵陣深くからライナー性のボールを供給。しかし、DFにクリアされてしまう
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後半19'左CKを獲得。キッカーのセルジーニョは右足でクロスを送る。しかし、ニアサイドでDFにクリアされてしまう
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後半21'GOALゴール!!!渡邊が敵陣中央の左からスルーパスを出すと、駆け上がった大石が左サイドの敵陣深くから左足でグラウンダーのクロスを供給。ニアサイドへ走り込んだ丹羽が反応して左足でシュートを放ち、ボールはゴール右へ吸い込まれる金沢 1 - 0 松本
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後半21'今季のリーグ戦、先制に成功した試合は10試合。6勝2分け2敗で勝率は60.0%
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後半23'大谷がドリブルでペナルティエリア内に進入すると、左足でグラウンダーのシュートを放つ。しかし、GKにセーブされてしまう
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後半23'飲水タイムのため、いったんプレーが止まる
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後半25'23外山OUT→7田中パIN
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後半25'38佐藤OUT→8河合IN
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後半25'飲水タイムが終了し、プレーが再開される
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後半26'下川にレッドカード
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後半26'下川が平松と交錯し、その際に強く肘でたたいてしまう。この行為が退場の対象となる
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後半29'田中パがドリブルを仕掛けると、ペナルティエリア手前の左で倒され、FKを獲得
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後半30'キッカーのセルジーニョは右足で低めのシュートを放つ。しかし、勢いのあるボールはゴール左でGKにセーブされてしまう
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後半33'田中パがドリブルを仕掛けると、左サイドの敵陣深くから左足でクロスを供給。しかし、ボールにミートせず、ペナルティエリア内でDFにクリアされてしまう
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後半34'13橋内OUT→37宮部IN
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後半34'14鈴木OUT→25榎本IN
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後半35'榎本にイエローカード
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後半35'榎本が平松を背後から倒してしまう。このプレーが警告対象となる
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後半36'丹羽が敵陣中央からスルーパスを出すと、大石がペナルティエリア手前の右からゴール前へスルーパスを供給。中には大谷が待ち構えるも、つながらずにゴールラインを割る
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後半39'30大谷OUT→6大橋IN
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後半40'宮部が右サイドの敵陣中央で倒され、FKを獲得
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後半41'キッカーのセルジーニョは右足でクロスを送る。しかし、ペナルティエリア内でDFにヘディングでクリアされてしまう
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後半43'9丹羽OUT→11杉浦恭IN
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後半43'15渡邊OUT→42長峰IN
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後半43'大橋がパスを出すと、駆け上がった大石が右サイドの敵陣深くから右足でグラウンダーのクロスを供給。しかし、ペナルティエリア内でDFにクリアされてしまう
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後半46'アディショナルタイムは5分の表示
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後半46'17平松OUT→14金子IN
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後半47'GOAL!ゴール!!!右サイドの敵陣中央でFKを獲得。キッカーのセルジーニョは右足でクロスを入れると、ゴール前で榎本がヘディングシュートを放つ。ボールはゴール左に吸い込まれ、同点に追い付く金沢 1 - 1 松本
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後半48'右サイドの敵陣中央から杉浦恭が右足でクロスを供給。ペナルティエリア内で廣井がヘディングシュートを放つ。しかし、ボールは左ポストに直撃し、得点にはならない
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後半51'試合終了。1-1で引き分けに終わった
試合経過
嶋田 慎太郎
→大石 竜平
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46*' | |||
62' |
山口 一真
→伊藤 翔
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66' | |||
70' |
外山 凌
→田中 パウロ淳一
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|||
70' |
佐藤 和弘
→河合 秀人
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|||
71' |
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|||
79' |
橋内 優也
→宮部 大己
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79' |
鈴木 国友
→榎本 樹
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80' |
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大谷 駿斗
→大橋 尚志
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84' | |||
丹羽 詩温
→杉浦 恭平
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88' | |||
渡邊 泰基
→長峰 祐斗
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88' | |||
90+2' |
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|||
平松 昇
→金子 昌広
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90+1' |
- ゴール
- イエローカード
- レッドカード
- 交代
ツエーゲン金沢メンバー
スターティングメンバー
-
GK 1 後藤 雅明
-
DF 5 松田 陸
-
DF 27 廣井 友信
-
DF 39 庄司 朋乃也
-
DF 15 渡邊 泰基88'
-
MF 7 嶋田 慎太郎46*'
-
MF 8 藤村 慶太
-
MF 22 力安 祥伍
-
MF 17 平松 昇90+1'
-
FW 9 丹羽 詩温88'
-
FW 30 大谷 駿斗84'
サブ
-
GK 23 白井 裕人
-
DF 4 石尾 崚雅
-
DF 42 長峰 祐斗88'
-
MF 6 大橋 尚志84'
-
MF 13 大石 竜平46*'
-
MF 14 金子 昌広90+1'
-
FW 11 杉浦 恭平88'
監督
交代
-
46*'嶋田 慎太郎 大石 竜平
-
84'大谷 駿斗 大橋 尚志
-
88'丹羽 詩温 杉浦 恭平
-
88'渡邊 泰基 長峰 祐斗
-
90+1'平松 昇 金子 昌広
*:ハーフタイム
カード
松本山雅FCメンバー
スターティングメンバー
-
GK 16 村山 智彦
-
DF 13 橋内 優也79'
-
DF 33 大野 佑哉
-
DF 43 常田 克人
-
MF 10 セルジーニョ
-
MF 23 外山 凌70'
-
MF 24 平川 怜
-
MF 27 下川 陽太71'
-
MF 38 佐藤 和弘70'
-
FW 14 鈴木 国友79'
-
FW 45 山口 一真62'
サブ
-
GK 1 圍 謙太朗
-
DF 37 宮部 大己79'
-
MF 7 田中 パウロ淳一70'
-
MF 8 河合 秀人70'
-
MF 22 米原 秀亮
-
FW 15 伊藤 翔62'
-
FW 25 榎本 樹79'
監督
交代
-
62'山口 一真 伊藤 翔
-
70'外山 凌 田中 パウロ淳一
-
70'佐藤 和弘 河合 秀人
-
79'橋内 優也 宮部 大己
-
79'鈴木 国友 榎本 樹
カード
-
71'下川 陽太
-
80'榎本 樹
スタッツ
Zweigen Kanazawa
|
STATS |
Matsumoto Yamaga F.C.
|
---|---|---|
7 |
シュート | 8 |
5 |
ゴールキック | 7 |
3 |
コーナーキック | 9 |
7 |
直接FK | 12 |
0 |
間接FK | 1 |
0 |
オフサイド | 1 |
0 |
PK | 0 |
試合データ
- 主審
- 松本 大
- 副審1
- 和角 敏之
- 副審2
- 塩津 祐介
- 第4の審判員
- 矢野 浩平
- 入場者数
- 3,420人
- 天候・風
- 晴・弱風
- 気温/湿度
- 24.1℃/66%
- ピッチ
- 全面良芝
試合レポート
MATCH REPORTハーフタイムの監督コメント
・サポートを早くすること
・クロスの準備をしっかりすること
試合後のコメント
■名波浩監督記者会見のコメント
Q:まずは試合の総括を。
「立ち上がりからプラン通り、セカンドボールを拾ってワイドという形を徹底できたと思います。大野、外山が多かったと思いますが、サイドからいいクロスも何本か入って、セカンドボールを拾って厚みのある2次、3次攻撃に繋げようという意図はありました。オウンゴールになりかけたシーンや山口が飛び込んだシーンなど、もう少しというシーンがありましたが、そこで1本仕留めたかったです。先制しないと我々はメンタル的にだいぶ落ちてしまうので、前半のうちに先制したかったのが本音です。
後半は(相手が)もう少し出てくると思った中で、相手の守備のスターティングポジションが前半と変わらなかったり、もう少し後ろだったりして、自陣でボールを繋ぐところをもう少し落ち着いてやれていれば、あの(失点)シーンは生まれなかったかもしれないです。サイドのところで最後に体を投げ出すこともできないくらい、シンプルに深いエリアに入られたのは残念でした。
失点後に退場者を出してしまって、交代で入れたパワーが半減以上に悪いほうに出てしまったと思います。最終的にセットプレーから1本取れて勝ち点1を持ち帰ることはできますが、それ以上に1-1なった後に(金沢の)ヘディングがポストに当たったシーンがありました。あれは全くあのシチュエーションになるはずがないシーンです。選手には、金沢を相手に3ポイントを取りに行こうと強く言っていましたが、それもいろいろなシチュエーションがあってのこと。10人になって、相手がパワーを持って人数をかけてくる最後の時間帯の中で、いるべきエリアにいない選手がいて、好き勝手にやっていました。あれがもし入っていたら、このゲームの印象は『追いついたのにやられたね』だけで終わってしまって、選手一人ひとりにちゃんとフィードバックできなくなってしまっていました。プロとしてやるべきことは、自分がいるべきスペースを消しながら、機を見てカウンターチャンスを狙うという10対11のゲームシチュエーションだったと思います。それをすべて捨てて、FWのような位置にいた選手がいて、それはチーム全体に「プロではなくアマチュアの行動だ」と共有しました。佐藤や橋内がいない状況で、我々がテクニカルエリアから何度も言っている中で、ピッチ内で伝えられなかったことが重罪であると伝えてきたところです」
Q:この勝ち点1の捉え方は。
「プロとして、もし勝ち越しゴールを決められていたら、目も当てられないゲームだったと思います。選手が苦労して取った勝ち点1ですが、それ以上に残りのゲーム、将来プロサッカー選手の志として、やるべきことを最後までやりきることはチーム戦術や個人戦術は関係なく、マインドとして持たなければいけないと十分選手は感じてくれたはずです」
Q:1点ビハインドの状況で10人となり、残り時間のマネジメントはどう考えていたか。
「4バックにして、アンカーの平川をそのままに、河合とセルジーニョが戻らないといけないエリアが増えたので、中盤の選手は疲労が大変だったかもしれません。榎本を入れてから2トップが躍動した中で、もう少しスペースでボールを受けてほしいと思いましたが、なかなかボールホルダーがフリーで運ぶシーンが少なかったので、質の高いボックス脇へのボールがなかなか出てこなかったです。その中で(田中)パウロも宮部も深いエリアに入ろうと、タイミング良くボールを受けてくれたと思います。結果としてそこからセットプレーで追いつけたので、そこは良かったです。せっかく追いついた1を逃す可能性があるゲームだったので、涙を流している選手もいて重々分かってくれていると思います」
Q:同点弾を挙げた榎本への評価は。
「僕は今日良くて明日遠征に連れて行こうとか、今週1週間良かったから連れて行くというジャッジはしないと、前々から若手の選手には言っています。最低でも2〜3週間、良いパフォーマンスを続けてほしいという中で、榎本はずっと良いパフォーマンスでしたし、非常に前向きにトレーニングに取り組んでくれていました。いつもの居残りのシュート練習をやっているメンバーのなかでも、1、2を争うほどのボックス内での冷静さを持っていました。得点が取れたのはオマケかもしれないですが、プレー時間を与えるのに十分な価値がある選手になりつつあります。今後も継続してほしいですし、怪我人がいたり、ベンチ外になってしまったと思う選手がいるかもしれないですが、それを吹き飛ばすくらいに今後もヤンチャにトレーニングとゲームに取り組んでほしいです」
Q:次節に向けて、修正すべき課題は。
「ゴール前に行く回数が増えました。前節の東京V戦も(ゴール前の)30mへの侵入回数も多かったですが、そこからの崩しの質や、今日に限って言えばクロスからのセカンドボールを拾った後のクオリティがちょっと落ちていました。もう一回同サイドで崩すのか、シュートを打とうとしてアプローチされたボールをバックパスして、それが弱かったりして相手に引っかかったり。そこの質が上がらないと、最後のフィニッシュには繋がらないと思います。直近何試合も負けていない相手なので、先制点を取ってしぶといゲームを展開できれば良いです。相手は先に取っても取られても、中断明け以降は粘り気が出てきているので、先に取らなければ苦しいゲームになると思います」
■榎本樹選手のコメント
Q:今季初出場となる途中出場で、価値あるゴールを決めた心境は?
「素直に嬉しいです。たまたまのゴールではなく、いつも練習していた形だったので、やっと形になったと思いました」
Q:チームとしては絶体絶命のピンチを救うゴールになりました。
「勝ち点1を取れたことは大きいと思います。(しかし、チームは)非常に良くない順位にいて、勝ち点3が欲しかったので、すごく残念です」
Q:昨年の琉球戦以来の出場だったが、どのような想いで日々取り組んでいた?
「ここ2週間くらい調子が良かったので、名波さんからも『このままの調子が続けば絶対にベンチに入れてやる』と言われていました。そんな中で、今日の試合に出て、結果を残せたことは嬉しいです。これを続けていかなくてはいけないです。そういう面ではまだまだです」
■村山智彦選手のコメント
Q:名波監督が記者会見で厳しい言葉が多かったのですが、追いついたことは良かったと評価していました。この勝ち点1についてどう捉えている?
「多分、名波さんも会見で言ったと思うのですが、追いつけたのはプラス材料で、すごくポジティブな部分だと思います。ただし、(退場者が出て)10人になってからの戦い方やフォーメーションが変わった後の戦い方は甘いと思います。名波さんが会見で話した内容はまだ把握していませんが、(試合終了後のロッカーで選手たちに)『プロの試合じゃない』と言われました。反省すべきところはしっかりと反省しないといけないです。
監督にプロじゃないと言わせてしまうのは、心苦しいというか申し訳ない気持ちで一杯です。自分も経験ある立場の人間ですし、そういうところが甘いと痛感した試合でした」
Q:第20節の琉球戦以来の出場でしたが、自身のパフォーマンスは?また今日の試合にどんな想いで臨んだ?
「もちろん自分のプレーでチームに落ち着きを与えたり、前向きになるようなコーチングをしたりといったりという想いがありましたが、たとえ僕がミスを100回しても、チームが勝つならそれでいいと思っていました。僕自身というよりもチームのために何ができるかを考えていたゲームでした。チームも勝てていない苦しい状況でしたし、チームのために、クラブのために戦おうと思っていました」
Q:最後の最後に執念で勝ち点「1」を取りましたが、それを「3」に変えるためには?
「もちろん相手GKの後藤(雅明)選手の素晴らしいセービングだったり、バーに当たったシーンもあったので、そういうところを決め切る力であったり、決めきれなくても先に失点せずにガマン強く戦う勝負強さも必要になってくると思います。あと12試合しかないので、自分たちに何ができるか、何をしなければならないかは明確になっています」
■平川怜選手のコメント
Q:まずは試合を振り返って。
「個人としてはもう少しゴール前でもらえるチャンスもあったので、そこからフィニッシュに繋げられれば良かったと思います。チームとしてはなかなか上手くいかない時間帯やこちらの流れの時もありましたが、最後は気持ちで勝ち点1を取れました。そこをプラスにして、また次の試合からやっていきたいです」
Q:1人少ない状況で引き分けに持ち込めた要因は。
「自分も含めて、失点した後もポジティブな声かけをしていました。そういう気持ちが最後の劇的なゴールに繋がったと思います」
Q:この勝ち点1を次節に繋げるために意気込みを。
「これから厳しい試合が続くと思いますが、勝ち点3だけを目指して準備していきます。ホームなので絶対に勝てるように、気持ちを出して戦いたいです」
■外山凌選手のコメント
Q:最後でなんとか追い付けた今日の試合を振り返って。
「前半はサイドからクロスをシンプルに上げて攻めるというプラン通りに行ったと思います。そこで最後のクロスのクオリティやこぼれ球からのシュートの意識がなく、なかなか点に繋がりませんでした。
後半は逆にクロスから点を取られてしまって、最後に(榎本)樹が点を取ってチームを救ってくれましたが、内容としてはまだまだ改善しないといけないところがたくさんある試合でした」
Q:勝ち点3を取れていない最大の要因は?
「選手は試合で全力を出していますし、やろうという気持ちはあります。名波さんも最後に言っていましたが、練習のところから小さいところにこだわったり、誰かがリーダーとなって発信したり、何がなんでも練習の積み重ねを試合に生かすという姿勢が足りていないと思っています。試合だけで気持ちを揃えるのではなく、練習から気持ちを揃えてやっていかないといけないと感じています」
Q:途中交代にはなったが、自身のプレーについては。
「もっと高い位置で仕掛けたかったですが、なかなかそのような場所で受けるシーンが前半の2、3回くらいしかなかったです。低い位置で受けると僕の良さがなくなってしまって、良い形でドリブルとかができなかったので、そこは課題だと感じました。インサイドに入った時のプレーを向上することも必要ですが、アタッキングサードでの突破を出すことがチームとしても求められていると思います。もっと僕を見てもらうために、サイドチェンジの要求ももっと練習からしなければいけないです。内側に入ってボールを取られたり、低い位置で上手くいかないこともありましたが、そこは徐々に改善していけば良いと思います。自分が得意なところがなかなか出せないということは、チームとしても良くないことなので、とにかくそこで力を発揮できるようにオーガナイズしていきたいです」
Q:次節・北九州戦に向けての意気込みを。
「勝ち点3を拾うために、練習から目の色を変えてやらなければいけないと思います。何がなんでも勝たないといけない試合ですし、次はホームの(サンプロ)アルウィンなので、みんなで必ず勝ちましょう」