試合日程・結果
FIXTURES & RESULTS2021明治安田生命J2リーグ 第25節
9月7日(火) 19:00 サンプロ アルウィン
松本山雅FC
- 11' 河合 秀人
- 33' 伊藤 翔
京都サンガF.C.
- 21' 宮吉 拓実
- 51' 宮吉 拓実
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前半0'松本ボールでキックオフ、試合開始
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前半0'予想フォーメーションは3-4-2-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は5人。星、下川、平川、表原、鈴木が外れ、橋内、大野、安東、外山、河合が入る
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前半0'19年にはJ1で戦っていたチームが、今季はJ2で大苦戦。ここまでリーグ最多の47失点を喫しており、降格圏内に沈んでいる。京都は順位こそ対照的だが、対戦成績ではわずか1敗と優位に立っている。この相性をフルに生かし、今節を白星で飾って浮上のキッカケをつかみたい
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前半0'予想フォーメーションは4-1-2-3。直近のリーグ戦からのスタメン変更は5人。飯田、麻田、荻原、三沢、武富が外れ、白井、本多、黒木、福岡、宮吉が入る
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前半0'シーズンを通して安定した戦いを見せており、昇格圏内の2位に位置付けている。しかし、直近の試合ではアウェイで0-3での敗北を喫しており、ここでの連敗は避けたいはずだ。注目はピーターウタカ。ここまで23得点に絡んでおり、この試合も攻撃面での期待がかかる
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前半0'ピーターウタカは直近5試合で3得点3アシストを記録
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前半0'武田はこの試合でJ2通算100試合出場を達成
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前半0'松本の直近5試合は1勝0分け4敗。京都の直近5試合は3勝1分け1敗。両者の過去対戦成績は6勝8分け1敗と松本の勝ち越し
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前半0'松本は佐藤、京都は松田がキャプテンマークを巻く
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前半3'外山が左サイドの敵陣深くから左足でクロスを送る。しかし、直接GKにキャッチされてしまう
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前半4'前線からプレッシャーを掛け、相手のミスを誘発している
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前半6'外山が左サイドの敵陣中央からペナルティエリア手前の中央へ斜めのボールを送る。伊藤が反応するも、うまく収められない
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前半7'右CKを獲得
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前半8'キッカーの松田は右足でペナルティエリア手前の中央にグラウンダーのパスを送る。宮吉が反応し、ダイレクトでペナルティエリア内に浮き球を送る。しかし、GKにパンチングされてしまう
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前半11'GOAL!ゴール!!!自陣でパスをつなぐと、セルジーニョが左サイドのハーフウェーライン付近から相手の裏に浮き球を送る。河合が抜け出すと、飛び出してきた若原を足技でうまくかわし、さらに追い掛ける黒木も振り切ってペナルティエリア手前の中央からシュートを放つ。これが無人のゴールに決まり、先制に成功する松本 1 - 0 京都
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前半11'今季のリーグ戦、先制に成功した試合は7試合。5勝2分け0敗で勝率は71.4%
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前半15'相手のビルドアップを高い位置でボールを奪い、攻撃を展開する
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前半16'自陣の深い位置でボールを奪うと、河合が一気に相手の裏にスルーパスを送る。伊藤が反応するも、相手にカットされてしまう
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前半18'ディフェンスラインからボールをつなぐも、相手の出足の良い守備に手を焼いている
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前半19'武田が敵陣中央の左で宮部に倒され、FKを獲得
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前半21'GOALゴール!!!キッカーの松田は右足でペナルティエリア内に浮き球を送る。一度はクリアされるも、福岡がこぼれ球を回収。右へ送ると、ヨルディバイスが巧みなボールキープからさらに外へ供給。白井がペナルティエリア右から浮き球を入れると、宮吉がヘディングシュートを放つ。これがネットを揺らして同点に追い付く松本 1 - 1 京都
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前半23'右CKを獲得
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前半24'キッカーが左足でインスイングのボールを送ると、武田が頭で合わせる。しかし、枠からそれてしまう
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前半24'飲水タイムが設けられ、プレーが中断する
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前半26'飲水タイムが終了し、プレーが再開する
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前半28'ロングボールを伊藤が競り合うと、こぼれ球を河合が拾い、左サイドにスルーパスを送る。セルジーニョが走り込むも、追い付けない
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前半30'相手のディフェンスラインにプレッシャーを掛ける場合と、自陣に引いて守備を構築する場合で使い分けをし、相手に自由を与えない
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前半32'セルジーニョが左サイドの敵陣深くでファウルを受け、FKを獲得
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前半33'キッカーのセルジーニョは右足でクロスを供給するも、得点にはつながらない
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前半33'GOAL!ゴール!!!FKの流れからこぼれ球を回収して2次攻撃を展開。安東が敵陣中央の右から浮き球を入れるが、ピーターウタカに頭でクリアされる。これを拾ったセルジーニョが左サイドの敵陣深くから右足でクロスを送ると、ゴール前の伊藤が頭でたたき付けるようにして合わせる。これがネットを揺らし、勝ち越しに成功松本 2 - 1 京都
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前半36'この時間はボールを回せる時間が続き、攻撃を展開している
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前半37'河合が味方とのワンツーで抜け出すと、右サイドの敵陣深くから右足でクロスを供給する。しかし、相手にカットされてしまう
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前半39'この時間は自陣に全員が戻り、守備を構築している
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前半40'白井が華麗なターンで相手を交わすと、右サイドの敵陣中央からペナルティエリア内に低い弾道のクロスを送る。しかし、相手に阻まれてしまう
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前半41'スルーパスにピーターウタカが反応し、ペナルティエリア内で倒れる。しかし、主審の笛はならず、ノーファウルの判定
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前半43'相手の守備網をうまく攻略できずに時間が進む
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前半44'カウンターの流れから、伊藤が右サイドにパスを送る。河合が反応すると、右サイドの敵陣深くからクロスを送る。しかし、味方にはつながらない
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前半45'アディショナルタイムは2分の表示
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前半46'相手のクリアがゴールラインを割り、左CKを獲得
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前半47'キッカーの松田は右足でインスイングのクロスを供給する。しかし、ニアサイドで伊藤にクリアされてしまう
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前半48'ヨルディバイスが相手の裏に浮き球を送る。一度はクリアされるも、こぼれ球をピーターウタカが拾い、ペナルティエリア手前の中央からシュートを放つ。しかし、DFにブロックされてしまう
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前半48'前半終了。2-1と、ホームの松本のリードで試合を折り返す
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後半0'京都ボールでキックオフ、後半開始
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後半0'4安東OUT→24平川IN
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後半1'本多にイエローカード
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後半1'本多が伊藤を倒してしまい、これが警告の対象となる
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後半3'白井がペナルティエリア右から中に折り返すと、相手に当たって右CKを獲得
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後半4'キッカーの黒木は左足でインスイングのクロスを供給する。しかし、GKにパンチングされてしまう
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後半6'GOALゴール!!!ピーターウタカがペナルティエリア手前でボールを収めると、密集した中央を避け、空いている左へ展開。走り込んだ黒木がペナルティエリア中央に左足でダイレクトでクロスを送ると、DFのマークを外した宮吉がヘディングシュートを放つ。これがゴール右に決まり、再び同点に追い付く松本 2 - 2 京都
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後半7'佐藤にイエローカード
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後半7'佐藤はピーターウタカを倒してしまい、警告の対象となる
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後半10'武田にイエローカード
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後半10'武田が高く上げた足が相手に当たり、これが警告の対象となる
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後半10'41白井OUT→2飯田IN
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後半10'6本多OUT→19麻田IN
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後半13'この時間は互いに一進一退の攻防が続いている
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後半16'味方からのスルーパスに松田が反応する。しかし、左サイドの敵陣中央で相手を倒してしまい、ファウルの判定
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後半19'相手の裏に出た浮き球に宮吉が反応する。しかし、相手にカットされてしまう
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後半20'河合が右サイドの敵陣中央からペナルティエリア内にグラウンダーのクロスを送る。ペナルティエリア左に流れると、外山が反応し、シュートを放つ。しかし、相手にブロックされてしまう
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後半21'セルジーニョがペナルティエリア手前の左から右足でシュートを放つも、GKの好セーブに遭う。左CKを獲得
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後半22'キッカーのセルジーニョは右足でクロスを供給するも、相手にクリアされてしまう
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後半23'河合にイエローカード
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後半23'河合は武田に遅れてタックルに行ってしまい、警告の対象となる
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後半23'飲水タイムが設けられ、プレーが中断される
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後半24'飲水タイムが終了し、プレーが再開される
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後半26'黒木がペナルティエリア手前の左で1枚かわし、右足でペナルティエリア内に浮き球を送るも、相手にクリアされてしまう
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後半28'この時間はボールを回せる時間が続き、後方から攻撃を展開している
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後半28'13宮吉OUT→39イスマイラIN
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後半28'8河合OUT→45山口IN
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後半31'ピーターウタカがペナルティエリア右にスルーパスを送ると、福岡が反応し、抜け出す。しかし、オフサイドの判定
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後半32'この時間になっても出足の鋭い守備で相手に自由を与えない
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後半35'ピーターウタカがペナルティエリア内にボールを送ると、イスマイラが収める。イスマイラは反転して強引にシュートを放つも、枠からそれてしまう
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後半36'外山が右サイドの敵陣中央から左足でクロスを送ると、ペナルティエリア内で伊藤が反応する。しかし、わずかに触れない
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後半36'宮部にイエローカード
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後半36'宮部は武田を後ろから倒してしまい、警告の対象となる
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後半37'15伊藤OUT→14鈴木IN
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後半37'37宮部OUT→27下川IN
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後半38'5黒木OUT→8荒木IN
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後半38'31福岡OUT→29中野克IN
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後半40'荒木がドリブルで仕掛けると、左サイドの敵陣深くから左足でクロスを送る。しかし、至近距離でセルジーニョに当たってしまう
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後半43'ボールを保持する時間が続くも、チャンスを作ることができない
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後半44'ハーフウェーライン付近から武田が左足で相手の裏に浮き球を送る。ピーターウタカが抜け出すも、飛び出していた圍にクリアされてしまう
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後半45'左CKを獲得
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後半46'アディショナルタイムは4分の表示
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後半46'キッカーの松田は右足でインスイングのクロスを供給する。しかし、GKにキャッチされてしまう
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後半46'ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、味方が相手の裏にスルーパスを送る。セルジーニョが抜け出し、決定機を作るも、オフサイドの判定
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後半47'相手のクリアがゴールラインを割り、左CKを獲得
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後半48'キッカーの荒木は右足でインスイングのクロスを供給する。しかし、相手にクリアされてしまう
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後半48'10セルジーニョOUT→7田中パIN
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後半49'猛攻を仕掛けるも、得点を奪えない
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後半50'試合終了。2-2で引き分けに終わった
試合経過
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11' | |||
21' |
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33' | |||
46' |
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安東 輝
→平川 怜
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46*' | |||
51' |
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52' | |||
55' |
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55' |
白井 康介
→飯田 貴敬
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55' |
本多 勇喜
→麻田 将吾
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68' | |||
河合 秀人
→山口 一真
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73' | |||
73' |
宮吉 拓実
→イスマイラ
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|||
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81' | |||
伊藤 翔
→鈴木 国友
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82' | |||
宮部 大己
→下川 陽太
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82' | |||
83' |
黒木 恭平
→荒木 大吾
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|||
83' |
福岡 慎平
→中野 克哉
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|||
セルジーニョ
→田中 パウロ淳一
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90+3' |
- ゴール
- イエローカード
- レッドカード
- 交代
松本山雅FCメンバー
スターティングメンバー
-
GK 1 圍 謙太朗
-
DF 13 橋内 優也
-
DF 33 大野 佑哉
-
DF 37 宮部 大己82'
-
DF 43 常田 克人
-
MF 4 安東 輝46*'
-
MF 8 河合 秀人73'
-
MF 10 セルジーニョ90+3'
-
MF 23 外山 凌
-
MF 38 佐藤 和弘
-
FW 15 伊藤 翔82'
サブ
-
GK 16 村山 智彦
-
MF 7 田中 パウロ淳一90+3'
-
MF 24 平川 怜46*'
-
MF 27 下川 陽太82'
-
MF 28 小手川 宏基
-
FW 14 鈴木 国友82'
-
FW 45 山口 一真73'
監督
交代
-
46*'安東 輝 平川 怜
-
73'河合 秀人 山口 一真
-
82'伊藤 翔 鈴木 国友
-
82'宮部 大己 下川 陽太
-
90+3'セルジーニョ 田中 パウロ淳一
*:ハーフタイム
カード
-
52'佐藤 和弘
-
68'河合 秀人
-
81'宮部 大己
京都サンガF.C.メンバー
スターティングメンバー
-
GK 34 若原 智哉
-
DF 5 黒木 恭平83'
-
DF 6 本多 勇喜55'
-
DF 23 ヨルディ バイス
-
DF 41 白井 康介55'
-
MF 4 松田 天馬
-
MF 16 武田 将平
-
MF 24 川﨑 颯太
-
MF 31 福岡 慎平83'
-
FW 13 宮吉 拓実73'
-
FW 9 ピーター ウタカ
サブ
-
GK 21 清水 圭介
-
DF 2 飯田 貴敬55'
-
DF 19 麻田 将吾55'
-
MF 8 荒木 大吾83'
-
MF 29 中野 克哉83'
-
MF 33 三沢 直人
-
FW 39 イスマイラ73'
監督
交代
-
55'白井 康介 飯田 貴敬
-
55'本多 勇喜 麻田 将吾
-
73'宮吉 拓実 イスマイラ
-
83'黒木 恭平 荒木 大吾
-
83'福岡 慎平 中野 克哉
カード
-
46'本多 勇喜
-
55'武田 将平
スタッツ
Matsumoto Yamaga F.C.
|
STATS |
Kyoto Sanga F.C.
|
---|---|---|
8 |
シュート | 8 |
5 |
ゴールキック | 7 |
2 |
コーナーキック | 6 |
11 |
直接FK | 8 |
1 |
間接FK | 3 |
1 |
オフサイド | 3 |
0 |
PK | 0 |
試合データ
- 主審
- 藤田 優
- 副審1
- 山際 将史
- 副審2
- 藤澤 達也
- 第4の審判員
- 松本 瑛右
- 入場者数
- 3,904人
- 天候・風
- 晴・弱風
- 気温/湿度
- 21.7℃/57%
- ピッチ
- 全面良芝
試合レポート
MATCH REPORTハーフタイムの監督コメント
・ハードワークを継続すること
・逆サイドのケアをしっかりと
・立ち上がり気をつけること
試合後のコメント
■名波浩監督記者会見のコメント
Q:まずは試合の総括を。
「ゲームプランとして攻撃はサイドチェンジ、それからグラウンダーでも一つ飛ばすパスの意識。後半の中盤で、橋内が左サイドに出したグラウンダーの飛ばすパスがありましたが、あの形が一番京都が嫌がる形だと思ったので、あの回数を増やそうと。そうすることで相手が密集してくるプレスゾーンを掻い潜れるのではないかと思っていました。ただ、奪った後に前に出ていく、前に顔を出すサポートの人数も回数も少なかったのと、奪って次にボールを受けた選手の後ろ選択が多すぎて、圍までボールが行ってしまうことが多くて攻撃はなかなか機能しなかったと思っています。分析の中で(京都の)最終ラインが高いのは分かっていたので、そこを上手くセルジーニョと河合で上手くついてくれました。2点目も良いクロスから、待望の夏加入の伊藤翔が決めてくれたのも、チームにとっては大きなプラスだと思っています。守備はとにかくウタカへのボールと、(ヨルディ・)バイスが上がってくる、もしくは最後尾からの質の高いくさびを出してくるので、そのあたりのケアをしていこうと。それから外に外に追い出して、前に運ばせてボックスの中で準備ができるまで時間を作ろうというイメージがありました。1失点目はセットプレーのこぼれ球がバイスに当たって、右にこぼれたところから最後はミスマッチでセルジ(セルジーニョ)の裏で叩かれたので、仕方ないと思います。2失点目はウタカのところでポイントを作られて、しかもボックスの近くで、中を締めて外に追い出すまでは戦略通りでしたが、黒木のところにアプローチに行けるまでの時間もなかったですし、ワンタッチでパーフェクトなクロスを上げてくる質の高さは、J2の上位で昇格を狙うクラブだと感じました。それによってボックス内で準備することができなかった中での2失点目だったと思います。綺麗に決められましたが、時間帯が良くなかったので反省しなければいけないです。京都のベンチを見ていると、そこから次の点を取りに行くという勢いが生まれそうだったので、そこを考えると3バックを中心に、その後はよくゼロで抑えたと思います。セルジーニョを変える(90+3分の)数分前からは、チーム全体が(勝ち点)1を取りに行くという雰囲気になりました。3ポイントへの執着心というのはいつもボードに書いていますが、勝ち点1への執着心も生まれるゲームだったと思います。終わった後に選手たちに言ったのは、お前たちはこういうゲームができると。残り14試合も継続していこうと伝えました」
Q:直近2試合で0-4が続き、3連敗を喫していた中で、どのような課題を一番に置いていたか。
「まずは選手、スタッフ、社員も含めて、内部にいる人間が心が落ちていないかとずっと心配していました。自分自身もそうですが、こういう悪い結果が続くとメンタルが落ちてしまいがちです。その中で選手たちも僕自身も、流れを変えようと必死で取り組んだ時間だったと思います。戦術やメンバーは置いておいて、ボードの書き方を変えたり、普段行っていないコンビニに行ったり、くだらないかもしれないですが何かをしないと気が済まないような状況でした。いつも試合当日はジョギングをしますが、コースを変えてみたり、いろいろなことをやって流れを変えようとしていました。選手もそれは感じていましたし、恐らく何人かはそういうことをやっていたのではないかと思います。搾り取った1ですが、これが次の3に繋がるように、そして残留争いを抜け出せるように、価値ある1を次に繋げたいと思います」
Q:4試合ぶりの得点が生まれたことで、手応えを感じられた部分もあるか。
「曺さん(京都・曺貴裁監督)は試合後に『お前ら、なんでこんなに負けているんだというくらいの内容だった』『なんで入らなかったんだろうな』と、お世辞かもしれないですが言ってくれました。そこは自分たちが振りきるというか、やりきるしかないと思うので、ゴール欠乏症の中で前半に先制点が生まれたのは、内部の人間のメンタルを晴れやかにしてくれたと思います。ただ、反省としては3ポイントが取れなかったこと。先制して追いつかれた後にまた勝ち越した中で、3ポイントが取れなかったのはもったいないと選手に伝えました。課題ともしっかりと向き合えるような雰囲気で、選手たちはしっかりと前を向いてくれていると思います。(次節・東京V戦まで)中3日でコンディション調整は難しいですが、元気な選手でやっていきたいです。あとは安東を前半で代えたのはなぜかと思っているかもしれないですが、少し足を痛めました。まだはっきりとしたことは言えませんが、それでハーフタイムに平川に代えました」
Q:次節にこの流れを繋げるために必要なことは。
「一体感を持ってやりたいですし、ベンチやベンチ外のメンバー、怪我でピッチにも現れられない選手も含めて、全員が山雅のエンブレムを背負ってやっています。だからこそ、全員でこの苦境を乗り越えたいです。(例えば)僕が監督初年度だったり、経歴がなくて1試合目とか、そういう状況は全く関係なく立ち向かっていくことしか考えていないです」
Q:中2日で先発を5人変更し、特に前半は大野や安東らが、球際でハードワークしていたように思うが。
「大野に関しては、ここ2週間くらいずっと良かったです。体の向きや逆サイドへのカバーリングの意識がすごく向上していて、あとは攻撃に出ていった時のクオリティを上げていこうと。シュートもしくはクロスまで行っていいと、課題を伝えながら接してきました。だいぶメンタルも前向きになってくれていましたし、橋内や宮部と組ませている中で、その組み合わせの意図は十分に感じてやっていたので、それがこのゲームに生きたと思います。気づいたのは77分くらいでしたが、腰に手を置いたのは注意事項で、そうなるとスイッチが切れてしまう体質なので、改善しなければいけないです。ただ、今日に関してはよくやってくれたと思います。(安東)輝に関しては、昨日の段階で先発で行くと伝えましたが、奪った後の質は十分に良いので、それ以上に奪った勢いで前に出て行ってほしいと。あとはボールへのアプローチが全体的に緩くなっているので、そこも行ってほしいと伝えました。(安東の復帰後は)練習試合が組めなくて、紅白戦しかなかったので、そこは彼に謝りました。今日のゲームはぶっつけ本番でしたが、100%を出してほしいといった中で、45分の出場で100%を出してくれたのではないかと思います」
■橋内優也選手のコメント
Q:久々の出場になりました。どんな思いで臨んだか。
「リーグは約3ヵ月ぶり、公式戦は1ヵ月ぶりで、リーグ戦は名波さんが監督になってはじめてで、チームの今の状況は良くなかったところで自分に与えられたタスクは若い選手が頑張っているなかポジションを奪いにいく側なので、結果を出したいと思って準備しました良いパフォーマンスを出す気持ちで入りました」
Q:チームとしては複数失点が続いているなかで、自身のプレーの評価は。
「今日も2失点しているので、もう少し何かできたのではないかと思っていますし、勝たないとポジションを奪う側としては、と思っています。自分のパフォーマンスとチームの結果を残すことを意識して臨んだので残念な気持ちではあります」
Q:チームとしては前節までと比べても球際の粘り、体を投げ出すといった気迫を感じました。特に2失点した後、相手に勢いが出そうなときにしっかり押さえられた印象だが、課題や収穫は。
「そういうところは逆に情けないなとおもいます。前回京都さんとやったときも皆さんから『気持ちが入った良いゲームだった』と言われました。そこから半年経って『今節は気持ちが入った良いゲームでした』と言われるのは情けないと思いますし、もしかすると京都さんに引き出されている部分はかなり大きいかもしれないですし、そういう意味でも球際の厳しさやハードワークの部分は次のゲームに継続して出していかないといけないです。そういったことも含めて今の順位にいるので、今回できたから良かった、引き分けて勝ち点が取れたから良かったとならず、もちろんポジティブな部分はありますが、しっかり継続できるように突き詰めてやりたいと思います」
■伊藤翔選手のコメント
Q:ゴールシーンを振り返って。
「セルジーニョから良いボールが入ってきて、自分も相手のDFとの駆け引きの中で良い入り方ができました。決めることができて良かったですが、勝ちたかったです」
Q:前選択というテーマを掲げながらもキーパーまでボールが下がりリズムが崩れたシーンもありました。得点は生まれましたが攻撃面としての課題は。
「もちろん前選択と言葉で言うのは簡単ですし、それを体現していくのは練習から一歩一歩やっていくしかないです。試合によっても相手の立ち位置や強度で違うので日々の意識からやっていくしかなく、一日で変わるのは難しいので一歩ずつ積み上げていくのが一番良いと思います」
Q:引き分けにはなりましたが、2得点が生まれたこの試合の意味や影響は。
「もちろん得点は良かったですが、前の試合もそうですが、得点が入りそうで入らないのか、全く入る気配が無いのか全然意味合いが変わってきますし、そういう意味では前節、僕もシュートを外しましたが、ゴールを決められそうだなという気配はチームとしても個人としても感じていたので結果に繋がったのは良かったですし、これも継続してやっていくしかないです。入るときもあれば入らない時もあって、そこに一喜一憂せずに淡々とやっていければと思います」
■河合秀人選手のコメント。
Q:試合前はどのような思いを持っていたか。
「3連敗中で降格圏に落ちてしまっていたので、とにかくチームが勝つため、勝ち点3を取るために、まずは戦うという部分で試合に入りました。自分自身も久々のスタメンでしたし、このチームの状況を変えられるのはピッチに立つ人間しかいないと思っていました」
Q:先制点は良い守備から良い攻撃に繋がったが。
「京都は密集を作るのが早いですし、切り替えも早いです。そこでボールを奪って一つ掻い潜れば、チャンスが生まれると思っていました。スカウティングで(相手の)サイドバックが前がかりになるという情報は入っていましたし、その後ろで1対1になる場面は多いと思っていたので、裏のスペースは常に狙っていました。そこにセル(セルジーニョ)が良いボールをくれたので、あとはGKも見ながら落ち着いて流し込めたと思います。セルに感謝したいです」
Q:次節に向けての意気込みを。
「今日も良い試合はできましたが、勝ち点3は得られていないので、次はアウェイで勝ち点3を持って帰れるようにしたいです。今日の試合を最低限のベースとして考えながら、3日間しか準備期間はないですが、チームとしてもう一度気を引き締めてやっていきたいと思います」
■外山凌選手のコメント
Q:昇格を争う京都を相手に、どのようなことを意識して臨んだか。
「組み合わせ的に今日は前からガンガン行ってハマる相手だと思っていました。どんどん縦ズレして、相手のサイドバックに対して球際で負けないようにバチバチと行こうという心意気でした」
Q:攻撃では久々に得点も生まれるなど、良いシーンが見られたが。
「最近は内側に入ることなど、いろいろなことを考えていました。まずは相手が4-3-3だったので、頭を整理して臨みました。常田選手のところに相手の宮吉選手がプレスをかけて、その時に僕が低い位置を取れば、相手のサイドバックが僕に出てくる距離が長くなるので、僕のところで時間ができると分かっていました。僕が時間を作ることによって、プレッシャーを回避できますし、試合中もそのようなシーンがあったと思います」
Q:守備ではクロスからの2失点を喫したか。
「たらればになってしまいますが、1失点目の(ヨルディ・)バイス選手に対する僕の寄せで、シュートが来ると思って構えていたら、不運な形で相手に転がってしまいました。もっとバイス選手に圧力をかけていれば、あの失点はなかったかもしれないです。直接は失点に関わっていなくても、その前で防げたのではないかと感じるので、これから修正していきたいと思います」
Q:連敗を阻止した中で、次の試合が大事になってくると思うが。
「次節はアウェイでの東京V戦ですが、相手は上手い選手が多いですし、ボールを回すことに長けているチームなので、守備でどれだけ我慢して粘り強く戦えるかが大事になると思います。そういう試合になるのは間違いないので、心と体の準備をして、アウェイで必ず勝ち点3を持って帰って来られるように頑張ります」