試合日程・結果
FIXTURES & RESULTSJリーグ ディビジョン2 第21節
7月5日(土) 18:00 Kick off アルウィン
松本山雅FC
- 41' 犬飼 智也
- 74' 山本 大貴
アビスパ福岡
- 35' 堤 俊輔
松本山雅FCメンバー
スターティングメンバー
-
GK 21 村山 智彦
-
DF 13 犬飼 智也
-
DF 4 飯田 真輝
-
DF 2 大久保 裕樹
-
MF 11 喜山 康平
-
MF 3 田中 隼磨
-
MF 15 岩間 雄大
-
MF 8 岩上 祐三
-
MF 6 岩沼 俊介
-
FW 10 船山 貴之
-
FW 9 サビア
サブ
-
GK 25 白井 裕人
-
MF 17 ユン ソンヨル
-
MF 26 道上 隼人
-
MF 27 飯尾 竜太朗
-
MF 34 椎名 伸志
-
FW 7 北井 佑季
-
FW 20 山本 大貴
監督
交代
-
70'サビア 山本 大貴
-
90+3'船山 貴之 椎名 伸志
カード
-
73'山本 大貴
アビスパ福岡メンバー
スターティングメンバー
-
GK 1 神山 竜一
-
DF 3 阿部 巧
-
DF 2 三島 勇太
-
DF 4 イ グァンソン
-
DF 19 堤 俊輔
-
MF 13 パク ゴン
-
MF 21 武田 英二郎
-
MF 8 中原 秀人
-
FW 20 酒井 宣福
-
FW 14 金森 健志
-
FW 10 城後 寿
サブ
-
GK 23 清水 圭介
-
DF 17 山口 和樹
-
DF 24 光永 祐也
-
MF 28 牛之濵 拓
-
FW 7 平井 将生
-
FW 11 坂田 大輔
-
FW 16 石津 大介
監督
交代
-
HT'金森 健志 石津 大介
-
59'三島 勇太 平井 将生
-
67'酒井 宣福 坂田 大輔
カード
-
90'阿部 巧
-
試合後'平井 将生
スタッツ
Matsumoto Yamaga F.C.
|
STATS |
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---|---|---|
15 |
シュート | 18 |
11 |
ゴールキック | 12 |
6 |
コーナーキック | 8 |
7 |
直接FK | 8 |
2 |
間接FK | 2 |
2 |
オフサイド | 2 |
0 |
PK | 0 |
試合データ
- 主審
- 村上 伸次
- 副審1
- 越智 新次
- 副審2
- 作本 貴典
- 第4の審判員
- 藤田 和也
- 入場者数
- 11418人
- 天候・風
- 晴のち曇/弱風
- 気温/湿度
- 23.4℃/72%
- ピッチ
- 全面良芝/乾燥
試合レポート
MATCH REPORT試合後のコメント
■反町監督記者会見のコメント
「試合には勝ちましたけども、あまりそういう感慨に浸るような試合ではなかったと思いますが、ある意味お客さんはエキサイトしたんじゃないかなと思います。MOMに山本が選ばれていますが、W杯でも試合に負けてもGKが選ばれているような時代ですから、今日は村山を選んで欲しかったですね。向こうのGKは神山といってかみさまと呼ばれているようですが、村山も苗字を替えた方がいいくらい今日は神がかっていましたね。我々はしっかりトレーニングを重ねている成果が、ハーフターンが終わってこの位置につけている証拠だと思います。精神的にも肉体的にもかなり充実してやっている成果だと感じております。もちろん今日の試合も、例えば磐田や湘南などの他クラブに比べると盤石ではないことは分かっています。ただリーグ戦とは勝点を取る競争ですから、ゲームプランや執着心というのは我々は他に劣っていない自信があります。それが今日のゲームのように苦しいながらもなんとか上位に喰らいついていくという結果になっているのではないかと思います。後半戦がより大事ですので、ちょっと怪我の状態が思わしくない選手もいるのでそこはこの1週間で加味しながら、天皇杯でも良い成績を残せるように頑張るのと同時に、後半戦を頑張っていきたいと思います。それとファン感謝デーもあります。感謝の気持ちを込めて、いいパフォーマンスをしたいですね。僕は出しませんけど(笑)。ただ本当に今日もひっくり返すことができたのは声を枯らしてくれたサポーターのお陰です。一心同体となって後半戦に臨みたいと思います。優等生のようなコメントですみません(笑)。僕も退席になるくらいぎりぎりまで吼えてみたいと思いましたけど」
Q:後半2トップに替えたと思いますが、その狙いとタイミングの意図は?
「後半の最初から替えたんですけど。前半も結局2トップが攻め残っている状態で、城後選手と後半は石津選手と酒井選手、この3人が残っている状態でした。この3人は決定力もスピードも技術もあり、ヘディングも強い。この3人をどう見るかということで、後ろが3人ではちょっと難しいと。それにボランチがボールにプレッシャーへ行くと当然隙間が生まれる。その隙間をどうするか、前半もそういう形になったのでそこはもう明確にした方がいいと。喜山と(岩上)祐三でやった方が納まるということですね。それでやって、途中から山本もスイッチしてそのまま入った。向こうは途中から城後選手を右にしたりして、向こうの切り札というのは、今日のメンバー表を見ると、ベンチメンバーの得点がうちはゼロ、ゼロ、ゼロ・・・・・・。向こうは4点、6点、3点とかそういう切り札がいるわけです。ハーフタイムから誰か入れてくるということは分かっていたので、早くこっちも決着した方が曖昧じゃなくていいというのがあったので、ハーフタイムを利用してそれを伝えて送り出しました。奏功したかどうかは分からないですよ」
Q:福岡は松本のプレッシャーで蹴らされたと言っていましたが、福岡は蹴ってきて個人対個人の勝負に持ち込んでくる印象がありました。
「かなり力づくで来たなという印象を持っています。最初から3バックの横のスペースをプルアウェイすることによってボールを受けたりというのが多かったですね。それをやられちゃうと結構間延びしたゲーム展開になる。ハーフタイムでは今日の試合は『攻守の切り替え』と『50メートルを何回走れるか。そういう試合と割り切ってやれ』と送り出したんですが、まさにそういう試合でしたね。これはそうせざるを得なかった。そうなると我々の方が体力的には有利だったかもしれません。後半は向こうの後ろの3枚はかなりヘロヘロでしたね。逆にいうと、山本や(船山)貴之の方がまだガソリンはあったんじゃないかと思いますね」
Q:21試合を終えて、初めての逆転勝ちになりました。後半戦に向けては?
「逆転したからエキサイティングな試合というわけではないですからね。当然クローズした状態でゲームを進めていきたいのが我々の趣旨ですからね。苦しいゲームをひっくり返すことができたということでは、ある意味メンタリティの強さを含めて個人としてもチームとしても良い自信になったと思います。ただ、これから他クラブも戦力を整えて、我々の対策をしてきます。だから、それ以上の力を出さないといけないことは十分認識しています」
Q:福岡のシュート数は18本。村山選手のセーブはありましたが、打たせないという守備はまだまだなのでしょうか?
「向こうもフレッシュな選手が入って、間延びした状態ですから難しいですね。特に途中からはアンカーシステムにしたので、前にプレッシャーは行くけどもその後ろはかなり厳しいわけですよ。後ろの3人が相当1対1に強くないといけない。その意味で博打のようなところもあるんですが、それでも我々のスタンスとしてはなるべく高い位置でプレッシャーをかける。それをやらないと他のチームと一緒になるし、このスタンスを変えたくないですね。最後のところを村山含めてよく守ったという言い方は出来ますよ。逆に向こうは最後のところを上手く守れてなかったのかもしれないですよ?リスク管理も含めて、向こうの監督さんは多分『運がなかった』と言ったと思いますが、それは努力している奴には運が向いてくるんです。例えば神社で神頼みしても運は出てこないんですよ。みんな神社に行ってますしみんな神様に頼んでいますからね。でも何が一番大事かというと、努力することですよ。自分の仕事に対して。そうすればサッカーの神様が見てくれるということですよ。村山も頑張っているんですよ、ああ見えて。飯田も大久保も集中して頑張っています。ワンちゃん(犬飼)は相変わらずですけど(笑)ああ見えても頑張っているんですよ」
Q:山本選手の評価については。
「山本は何もしてないですよ。今日の収穫はあいつが米を貰ったくらいじゃないですか?(笑)。あいつは食が細いので、寮に持っていってすぐに超大盛りにしてもらった方がいいですね。身体弱いんですから。・・・まあ良かったとは思います。ここまで途中出場が殆どですけど、やはりフォワードは点を取って自信が出て、自分のスタイルも生まれてくると思うので。ずっと付きっ切りでシュート練習してきて、足でシュートを打たしてたら試合ではヘディングで決めてしまって、嬉しくもなんともないんですが(苦笑)、彼も途中からチームに入ってきて努力してきて、それまでは練習後も『疲れた』ばかり言っていましたが、1ヶ月経ってやっとチームの中でうまく馴染めてきたと思います」
Q:今の質問と重なりますが、山本選手の初得点が5試合目で生まれたのは遅かったのか早かったのか。
「サビアも今日は悪くなかったですが、あれだけハイインテンシティーでやっていますから、どうしても足の止まる時間は出てくる。そのタイミングで山本を入れるのが我々のワンパターンみたいな形になっていますが、その時だなと思いました。塩沢が大きな怪我をして他の選手も怪我がちのために緊急補強をしていただいて、クラブのスタンスの総力。今日の試合にはそれが象徴されていると思います。非常にうれしいですし、当然山本にとってもうれしい事だと思います。早いか遅いかは分かりませんが、チームに対する貢献度は高いですよ。途中で入っても仕事はしてくれていると思います」
Q:今季前半戦を振り返って、改めてここまでの評価は?
「この辺からはテレビのニュースで使われそうなので、しっかり話したいと思います(笑)。そうですね、半分終わりましたが、今年は昨年一昨年の課題を踏まえて、いいスタートダッシュを切りたいということを前提に、なるべくキャンプからテンポを上げてフィジカルも戦術もやってきました。僕が来てから3年目という事で選手間の競争も激化していますし、出てるメンバーは変わらないにしても競争心がある中で厳しくやっていることが成果として、こうした数字に出ているなと思います。ただ、湘南や磐田と比べるとまだまだ安定した試合が出来ていないのは課題です。それを後半戦、特に夏場の苦しい時期に確立させていけばもっと強いチームになれるんじゃないかと思っています」
Q:福岡は攻撃的なカードを3枚きってきました。山本選手以外の攻撃的なカードについての成長度は?
「試合中に選手を替えればいいものではないですからね。流れもあるし、退場もある。まず祐三が怪我で今週離脱していたのでその影響もあって、替えざるを得ないということで最後の1枚は迷わざるを得ないというのは正直あります。後は足の止まった選手を替えるということを考えると、今日はみな最後までやりきった。替えることでのマイナス要素もあるんですよね。あとはセットプレーの問題もあります。向こうはイ グァンソン含めて大きい選手が多く、大きい選手に替えて途中から小さい選手を入れるわけにはいかないという理由もあります」
Q:勝点差1、得失点差1の重みを選手から感じますか?
「(田中)隼磨や他の選手からもそういうコメントが出てくるのを見ていると僕としては嬉しいですね。やはり一戦一戦の重みというのを感じないと、最後に大きな仇となって帰ってきてしまうので。一戦一戦1点の重みという話はしてきたので、そういうところのこだわりは出てきたと思いますね。今日のような厳しい試合を勝ちに持っていけるのは、トレーニングでやっているからという言い方になるかもしれませんけどね。例えば、『このコーンまで走れ』というのを、手を抜いているのか最後まで全力でやるのか、その違いだけなんですよ。それができないと試合に出られませんから。それは船山であっても、岩上であっても、隼磨であっても、誰だろうとみんな同じです。そういうこだわりを持ってやっているという事がちょっとしたところで成果に表れていると思います。これは続けていきたいですね。これは他のクラブにマネされたら困るので書かないでくださいね(笑)」
Q:天皇杯について、新戦力の起用などはあるのか?
「可能性はあると思います。……それ以上言うと、あれかな?それくらいに留めておきます(苦笑)」