このたび、下條佳明スポーツダイレクターが2024シーズンをもちまして退任することとなりましたので、コメントと併せてお知らせいたします。

【下條 佳明 スポーツダイレクターのコメント】
「松本山雅FCに関わる全ての皆様へ

今シーズンも松本山雅FCに多大なるご支援と熱き応援をいただき誠にありがとうございました。
昇格をミッションにスタートをした私の松本山雅FCでのチャレンジでしたが、今季を持ってクラブを離れることとなりました。
出身が松本市ということもあり、私にお声がけをいただいたことを昨日のことのように記憶しております。松本山雅FCでの新しい挑戦のチャンスを与えてくださったクラブ関係者の皆様、悔しい時にも温かく見守ってくださったファン・サポーター、スポンサーの皆様、ありがとうございました。
何と言っても松本山雅の大きな財産はアルウィン劇場（山雅劇場）です。選手たちを一番勇気づけてくれたのは、皆様に作っていただいたあの空間であったと強く感じています。
ベテランとなった私が新しい歴史を作ろうとフレッシュな気持ちで日々を送れたのは、このクラブで出会えた素晴らしい選手たちやスタッフの方々のおかげでもあります。
松本山雅FCに関わる全ての皆様に心から感謝申し上げるとともに引き続き更なる熱いご支援をよろしくお願いいたします。

クラブに来た当初は、松本山雅FCの歴史と現状を把握し理解することからのスタートでした。強いチーム作りにおける私なりの拘りと理想を念頭に置きながら、その時のチームの現状とのギャップを課題と捉え、勝者のメンタリティー、強者のマインドを如何にチームに植え付けることができるのかを考える日々でもありました。
結果として、昇格というミッションを果たすところまで辿り着くことはできませんでしたが、少しは今後のチーム作りのヒントとなることをメッセージとして伝えることができたのではないかと感じております。
勝負ごとに関わる仕事ですので最後は悔しい思いが上回ってしまったのですが、常に高みを目指す上で、昇格と共にプロサッカーの醍醐味であるエンターテインメント性もクラブ創りの根幹に入れていただければ幸いです。
あらためて多くの方々に支えていただいたこと、ご理解をいただいたことに感謝いたします。３年間、お世話になりました。クラブのさらなる発展を願っております。
ありがとうございました。

松本山雅FC スポーツダイレクター
下條佳明」

下條 佳明（Yoshiaki SHIMOJO）

【生年月日】1954年5月10日（70歳）
【出身】長野県松本市

■競技歴

長野県松本県ケ丘高校（1973年3月卒業） － 早稲田大学（1978年3月卒業） － 日産自動車（1978-1985年）

■指導歴

1985年-1987年	日産自動車サッカースクール ヘッドコーチ
1987年-1991年	日産自動車サッカー部 コーチ
1991年-1994年	日産F.C.横浜マリノス スクールマスター
1995年	横浜フリューゲルス コーチ
1996年	横浜マリノス ヘッドコーチ
1997年	横浜マリノス スカウティングアドバイザー
1998年	横浜マリノス チームディレクター
2001年6月	横浜F・マリノス 監督
2001年7月	横浜F・マリノス チームディレクター
2002年10月	横浜F・マリノス 監督
2003年	横浜F・マリノス ゼネラルマネージャー
2004年-2008年	横浜F・マリノス チーフプロモーションオフィサー
2004年-2006年	横浜F・マリノス 育成強化部長 兼務
2005年	日本工学院F・マリノス 監督 兼務
2009年	早稲田大学ア式蹴球部 ヘッドコーチ
2010年-2016年3月	横浜F・マリノス チーム統括本部長
2016年11月-2018年1月	名古屋グランパス ゼネラルマネージャー
2021年12月－2022年11月	松本山雅FC テクニカルダイレクター
2022年12月－2024年	松本山雅FC スポーツダイレクター