安田理大選手 現役引退のお知らせ
このたび、松本山雅FC所属のDF安田理大選手(35歳)が、2022年シーズンをもちまして現役を引退することとなりましたので、コメントと併せてお知らせいたします。
【安田理大選手のコメント】
「Happy New Year!!
新しい年を迎え、ドキドキとワクワクが交差する・・・そのような気持ちで新しいチャレンジをする方も多いことでしょう。
私、安田理大も2022シーズンをもってプロサッカー選手を卒業し、新しいチャレンジをすることに決めました。
1993年のJリーグ開幕から万博記念競技場で行われるガンバ大阪のホーム戦を欠かさず観に行っていた安田少年は、「俺は将来絶対にサッカー選手になる。」と心に誓い、青春を全てサッカーに捧げ、そして夢を叶えました。
プロ生活17年間、人生の約半分をサッカー選手として過ごせるなんて誰がイメージしたでしょう。
いや、ほぼイメージ通りです。
たくさんのタイトル、海外移籍、オリンピック出場、日本代表のユニフォームに身を包み満員のお客さんの中でする国歌斉唱。
はたまたイケてるファッションに身を包み誰もが羨む美女と飲む美味しいお酒(?)、高級車に高級時計、運命の女性と結婚して可愛い子どもたちに見せるサッカー選手のパパの姿・・・。
安田少年がイメージしていたサッカー選手生活を”ほぼ”過ごすことが出来ました。
“ほぼ”満足しています!!
この”ほぼ”を取り除くことを出来なかったことが心残りですが、素晴らし過ぎるサッカー選手生活を過ごすことができました。
僕のサッカー人生は本当に出会いに恵まれたサッカー人生でした。
あげればキリがない程の多くの良い出会いに恵まれ、その出会いが無ければこんなにも素晴らし過ぎるサッカー人生を送れていなかったでしょう。
その全ての出会いがサッカー人生を素晴らしいものにし、サッカーが素晴らしい出会いをもたらしてくれました。
実はその出会いこそが一番の財産なのかもしれません。
ガンバ大阪のアカデミー、ガンバ大阪、SBV Vitesse Arenhem、ジュビロ磐田、サガン鳥栖、ヴィッセル神戸、名古屋グランパス、釜山アイパーク、アルビレックス新潟、ジェフユナイテッド市原・千葉、松本山雅FC、この僕の愛する10クラブ。
苦しい時や辛い時に僕を突き動かす原動力となったファン、サポーターの皆さん。
プロ生活17年間で奇跡的にほとんど怪我のない丈夫なカラダに産んでくれた両親。
僕の唯一の心の拠り所である妻、愛してやまない子どもたち。
そして僕に全てを与えてくれたサッカー。
感謝の気持ちを伝える言葉にありがとう以上の言葉を知らないので、僕の全気持ちを込めて伝えます。
今までありがとうございました!!
さぁ今年から安田理大の人生第二章がスタートします。
2023年は卯年。
年男の僕にはピッタリのスタートではないでしょうか。
兎にも角にも、たくさんのことにチャレンジします。
二兎を追う者は一兎をも得ず?いや、二兎も三兎もたくさん追って全部仕留めます。
調子乗り世代なので調子に乗り過ぎて寝ている間にカメさんに追い抜かれないように、常に一歩でも前へ走り続けます。
そしてピョンピョンと飛躍する人生第二章にします。
皆さん、そんな僕をどうかこれからもよろしくお願いいたします。
それでは、120分+PKのような長い文を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ミチの未知なる道、キックオフ。
安田理大」
安田 理大(Michihiro YASUDA)
【ポジション】DF
【生年月日】1987年12月20日(35歳)
【出身】大阪府
【身長/体重】173cm / 75kg
【経歴】ガンバ大阪Jrユース - ガンバ大阪ユース - ガンバ大阪 -SBVフィテッセ(オランダ) - ジュビロ磐田 - サガン鳥栖 - ヴィッセル神戸 - 名古屋グランパス - 釜山アイパーク(大韓民国)-アルビレックス新潟 -ジェフユナイテッド千葉 - 松本山雅FC
【Jリーグ初出場】
2006/04/01 2006Jリーグ ディビジョン1 第6節 G大阪(vs清水@日本平)
【Jリーグ初得点】
2010/09/18 2010Jリーグ ディビジョン1 第23節 G大阪(vsC大阪@万博)
【代表歴】
国際Aマッチ 7試合1得点
東アジアサッカー選手(2008年)
2010 FIFAワールドカップ・アジア3次予選(2008年)
U-14日本選抜、U-15日本代表、U-16日本代表、U-17日本代表、U-18日本代表、U-19日本代表、U-20日本代表、U-22 日本代表
AFCユース選手権予選(2005年)
FIFA U-20ワールドカップ(2007年)
北京オリンピック(2008年)
【獲得タイトル】
2007年 ナビスコカップ(ガンバ大阪)
2008年・2009年 天皇杯(ガンバ大阪)
2007年 ゼロックススーパーカップ(ガンバ大阪)
2008年 AFCチャンピオンズリーグ(ガンバ大阪)
2008年 パンパシフィックチャンピオンシップ(ガンバ大阪)
【個人タイトル】
2007年 ナビスコカップ ニューヒーロー賞
2007年 ナビスコカップ 最優秀選手賞
2014年 Jリーグ優秀選手賞
【出場記録】(2022シーズン終了時点)
年 | チーム | リーグ | リーグ | カップ戦 | 天皇杯 | ACL | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 出場 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | |||
2006 | G大阪 | J1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2007 | G大阪 | J1 | 29 | 0 | 9 | 1 | 3 | 0 | – | – |
2008 | G大阪 | J1 | 26 | 0 | 3 | 0 | 4 | 0 | 9 | 2 |
2009 | G大阪 | J1 | 22 | 0 | 2 | 0 | 4 | 0 | 7 | 1 |
2010 | G大阪 | J1 | 32 | 1 | 2 | 0 | 5 | 0 | 7 | 1 |
2010/11 | フィテッセ | 蘭 | 15 | 0 | – | – | – | – | – | – |
2011/12 | フィテッセ | 蘭 | 23 | 0 | – | – | – | – | – | – |
2012/13 | フィテッセ | 蘭 | 7 | 0 | – | – | – | – | – | – |
2013 | 磐田 | J1 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | – | – |
2014 | 鳥栖 | J1 | 33 | 1 | 3 | 1 | 3 | 0 | – | – |
2015 | 神戸 | J1 | 12 | 0 | 6 | 0 | 2 | 0 | – | – |
2016 | 名古屋 | J1 | 22 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0 | – | – |
2017 | 釜山 | 韓国 | 21 | 1 | – | – | – | – | – | – |
2018 | 新潟 | J2 | 30 | 6 | – | – | 1 | 0 | – | – |
2019 | 千葉 | J2 | 4 | 0 | – | – | 1 | 0 | – | – |
2020 | 千葉 | J2 | 31 | 1 | – | – | – | – | – | – |
2021 | 千葉 | J2 | 35 | 0 | – | – | 1 | 0 | – | – |
2022 | 松本 | J3 | 5 | 0 | – | – | 1 | 0 | – | – |
通算 | J1 | 185 | 2 | 29 | 2 | 22 | 0 | 23 | 4 | |
J2 | 100 | 7 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | ||
J3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
2008年:FIFAクラブワールドカップ 3試合出場0得点