清水キャンプレポート10日目
清水キャンプ10日目
今日は清水に来てから10日目。
明日は鹿児島に移動なのでトレーニングとしては実質、今日が清水キャンプの最終日となりました。
キャンプ最終日の今日のトレーニング、まず午前中は紅白戦を行いました。
特に守備の構築に時間を割いてきたこの清水キャンプ、どこまで戦術理解が進んでいるのかを試す絶好の機会となりました。
ウォーミングアップする選手達の表情も真剣そのものです。
そして、紅白戦が始まりました。
様々な組み合わせが試されるようにメンバーが組まれましたが、勿論、個人の特性は尊重しつつも、例え誰が出ようとも同じように意思統一が出来るようにならないと本当の意味でのチーム力の底上げにはなりません。
様々な取り組みが行われたこの清水キャンプの総括という意味でも、今日の紅白戦はとても価値のあるものだったのではないかと思います。
そして、午後の最後の1コマはキャンプの締めに相応しいもはや山雅名物と言っても過言ではないインターバル走でした。
インターバル走自体も同じメニューを何度も繰り返すのではなく、少しずつタイムや距離の設定がかわり、緻密にプログラミングされています。
そんな厳しいトレーニングメニューに入る前はやはり選手達の表情も少し固めですが、それぞれの表情を見ても確かに厳しい表情ではありますが、なにか決意みたいなものを感じさせる表情にも見えます。
そして、清水キャンプ最後のトレーニングが始まりました。
恒例となったこの景色ですが、1つだけ最初の頃と変わった事があります。
それは、インターバル走の間の回復の時間に見せる選手達の態度だったり、表情。
走る事も大切ですが、そのインターバル走の間の回復にあてる時間も大切で、反町監督はじめ、スタッフ陣も回復の時間も含め、細部にまで厳しい目を光らせています。
最初の頃は下を向いたり、苦しそうな表情をしたり、ネガティヴな要素も少し見れたのですが、今では苦しさを飲み込み、いかに早く回復させるか、その為に必要な呼吸法などの技術や、メンタルをポジティヴに保つ方法を各選手が学び、実践出来ているように思います。
走る事自体、苦しい事でネガティブになりがちですが、その中でいかに前を向き、自分自身と向き合うか。
走力だけではなく、そういったメンタル面もこのキャンプでは大きく培う事が出来たと思います。
その証拠にトレーニングが終わった後の選手達の表情には充実感がみなぎっていました。
選手達のひたむきにトレーニングに取り組む姿を見ていると胸が熱くなるのと共に、本当に新しく始まるシーズンが楽しみになります。
この頑張りを無駄にしない為にも、明日から鹿児島に移動しての3次キャンプでまたいい時間を積み重ねていきたいと思います。
そして最後に。
沢山の要望に嫌な顔1つせず、丁寧に、そして迅速に対応して下さった清水ナショナルトレーニングセンター J-STEPの皆様、本当にありがとうございました。
無事、清水でのキャンプを終え、明日、選手達は空路で鹿児島に旅立ちます。