松本山雅FCサポーターの皆様へ
Jリーグでは、昨今の差別断絶への世界の動きと同様に、また、今年3月の浦和レッズサポーターによる差別的横断幕掲出の事件以降、全クラブとともに危機感を高め、情報共有、啓発活動の推進等、防止策を講じてきました。
しかし残念ながら、2014 年8月23日(土)ニッパツ三ツ沢球技場にて行われた、Jリーグディビジョン1 第21 節「横浜F・マリノスvs 川崎フロンターレ」の試合において、横浜F・マリノスのゴール裏サポーター1名が、川崎フロンターレの選手に対し、バナナを掲げ、振る差別的挑発行為がありました。
これによりJリーグは横浜F・マリノスに対し以下の制裁を決定致しました。
⇒横浜F・マリノスへの制裁についてチェアマンのコメント(Jリーグ公式サイト)
また、横浜F・マリノスは以下の謝罪、再発防止策を発表しております。
⇒川崎フロンターレ戦における差別的挑発行為と処分に関して(横浜F・マリノス公式サイト)
⇒Jリーグの裁定内容及び再発防止策等に関して(横浜F・マリノス公式サイト)
⇒差別的挑発行為の再発防止策における啓発活動に関して(横浜F・マリノス公式サイト)
私たち松本山雅FCとしましても、安心かつ安全で快適、そして年齢、性別、国籍などの区別なく誰もが夢を見て、楽しめるJリーグを創造していきたいと考えております。
こうした考えに基づき、Jリーグのスタジアム内外におけるメッセージや言動は、それに触れる方々が共感し、感動を共有できるものになるよう、皆様のご協力をお願いいたします。
特に、Jリーグ試合運営管理規定第9条2項に
『主催者または主管者は、前項に該当する者に対し、主催者または主管者が被った損害(当該者の違反行為を理由としてクラブに科された制裁に起因してクラブが被った一切の損害を含む。)の賠償を請求することができる。』
と記載されております。
クラブとして、このような対応を取らざるを得ない状況は決して望んでおりません。
⇒『試合運営におけるセキュリティ関連諸規程』(Jリーグ公式サイト)
上記のお願い事項に加え、アウェイゲームにお出かけの際は、それぞれのクラブが定める観戦ルールをご理解頂き、皆様と共にJリーグを、「世界で一番フェアでオープンなリーグ」にする為、これからも考え続けていきたいと思います。